こんにちは、看護師の鈴木です。
11月に入り、今年も残すところあと2ヶ月を切りました。
冬がもう目の前ですね❄️
今年は、雪が積もるんでしょうか…⛄️
この季節は、乾燥がとても気になりますよね。
わんちゃんやねこちゃんの皮膚は私たち人間よりも薄く、デリケートなので私たち人間だけでなく、特にわんちゃんでの皮膚トラブルは多いんです。
また、小型犬や猫の皮膚(表皮+真皮)は
体重の約20%を占める大きな組織です。
皮膚を健康に保つために大切なのは
皮膚のバリア機能を維持する事です。
皮膚のバリア機能が低下すると
皮膚の乾燥や異物が侵入し皮膚炎の原因となることもあります。
そこで、お家でできるスキンケアをいくつか
ご紹介します。
まず1つは、「シャンプー」です。
お家でシャンプーをされている方もいるのではないでしょうか。
シャンプーは少しやり方が違うと返って、皮膚が乾燥してしまったり、傷つけてしまう事があります。
【お家での効果的なシャンプーのやり方】
1.もつれや毛玉がある場合は、しっかりとブラッ シングをする。
2.ぬるめのお湯(30~35℃)で体全体を濡らす。
☆ポイント☆
この時、お湯の温度が高いと返って皮膚が乾燥しトラブルの原因となるので、ぬるめのお湯で濡らしてあげましょう。
3.シャンプー剤をスポンジや泡だてネット等でしっかりと泡立て、体全体にシャンプー剤をマッサージする様にもみ込む。
☆ポイント☆
シャンプー剤をしっかりと泡立てる事で、細かい泡が皮膚全体に広がり、シャンプー剤の効果が高まります。
4.すすぎ残しのない様にぬるめのお湯(30~35℃)で流します。
5.タオルでしっかりと拭きます。
☆ポイント☆
なるべくドライヤーを使わないでいい位までタオルでしっかりと拭いてあげましょう。
ドライヤーの熱は皮膚を乾燥させる原因となる為タオルドライのみがベストです。
吸水性の高いタオルを使うとより早く乾きます!
6.拭いた後も、濡れていてドライヤーを使う場合は(冷風)で乾かしてあげましょう。
7.乾燥が気になる子には、保湿剤をぬってあげましょう。
2つ目は、「食事」です。
シャンプーもしっかりとしている、またはトリミングサロンでしてもらっているが、少しフケっぽい、毛艶が悪い…
という時は、食事がその子にあっていない場合があります。
食事と皮膚は大きく関係しており、食事中のタンパク質の約30%が皮膚や皮毛に使われています。
その為、その子にあった食事を選んであげることで改善する場合があります。
わんちゃんやねこちゃんの皮膚のターンオーバー(新陳代謝)は健康な子で21日です。
なので、食事を変えて皮膚や皮毛の変化を見る場合は、約1ヶ月はその食事を試してみて1ヶ月後どう変化したかをみましょう。
皮膚疾患は様々な症状があり、その症状ごとに治療法が変わってきます。
また、シャンプー剤や食事(ドッグフード)も皮膚の状態やその子その子によってそれぞれ種類が変わってきます。
お家の子で何か気になることがあれば、まずは
ご気軽にご連絡、ご相談してください🍀
院内もクリスマス仕様になりました🎄✨
博多の街も少しずつ、ライトアップされていて
クリスマスが待ち遠しいです😊