みなさんこんにちは。看護師の鈴木です。
先月01/02に愛犬のミニチュア・ダックスフンドのいちごが6歳の誕生日を迎えました!
毎年恒例の犬用のケーキをプレゼントしたら、待ちきれんとばかりに喜んで食べていました(笑)
犬用のケーキはどんな味がするのか興味があり私も、一口このケーキを食べてみました!(笑)
人間のケーキより味(特に甘み)は薄めでしたが普通に美味しいと感じる味でした。
今日はそんな「美味しい」と感じる5感のひとつである味覚についてです。
私たち人間の味覚は5つあり、甘み・苦味・酸味・塩味・旨みを感じる事が出来ます。
一方、犬・猫の味覚は甘み・苦味・酸味・塩味の4つです。また、猫に関しては甘みは感じる事が出来ません。
味覚は、舌の表面にあるつぼみの形をした味蕾(ミライ)と呼ばれるところで受容されます。
人間の味蕾は10,000個程あり(年齢と共に減っていくが)、犬は2,000個弱程で、猫は500個程あり
人間と比べるとかなり少ない事が分かります。
余談ではありますが、牛やウサギ等の草食動物は味蕾の数は種類によって変わりますが
15,000~25,000個程ありグルメな私たち人間より多いんです!
その理由としては、見た目での違いがない無数の草の中から、食べて害のある物と害のないものを判別する為に
味蕾が発達したのだと言われています。
冒頭にてお話した、猫が甘みを感じない理由としては、猫は肉食動物であり主食である肉に甘みが
ほとんど含まれてない為、舌に甘みを感じる器官が発達しなかったと言われています。
また、犬・猫において苦味や酸味は腐った物や毒物であるかを判断する為に使われる為これらの味が強いと
好んで食べようとしません。
ですが、うちの猫は甘い物を食べていると寄ってくる!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それは、味ではなく匂いで好んでいる可能性が高いです。
犬・猫の好みを決めるのは味ではなく匂いです。
犬・猫が食事を選ぶ順番としては 1.匂い 2.食感・温度・舌触り 3.味 4.見た目です。
特に猫では、冷たい食事より少し温かい食事を好みます。
その為、食欲が無くなってきた時に温度や食感を変えるのも一つの方法です。
犬・猫の嗜好性は体調によっても変化します。
食欲は体調の変化を見る上でとても大切な指標の1つです。
食事している様子を毎日みていると体調の変化に気付きやすくなるだけでなく
今まで気づかなかったその子の特徴なども見えてくるかもしれません!
少し目を向けて、観察してみませんか?☺️