フードの選び方

こんにちは!看護師の岡田です😃

最近、院内や院外でフードのセミナーを聞く機会が多く、日々いろんな知識が増え、自身のフードへの関心が高まっています。

その中で、飼い主様にも知ってほしい内容がたくさんあったので、本日はフードの選び方について少しだけお話しさせていただきます!

皆さん、総合栄養食」という言葉ををご存知でしょうか?

「総合栄養食」とは、ワンちゃんやネコちゃんが必要としている栄養素をすべて含んだフードです。

新鮮な水とその食事だけで健康を維持することができます。

「総合栄養食」以外にも、※一般食や、療法食もありますが、健康なワンちゃん、ネコちゃんは「総合栄養食」を選んでおけば間違いないでしょう。

※一般食…総合栄養食に混ぜて与える“おかず”のようなもの。一般食だけ与えていると栄養に偏りが出る恐れも。

 

皆さん、おうちの子の食事を変更するとき、どんなことを観察していますか?

ほとんどの方は食いつきはどうか気になるところですよね!

美味しそうに食べてくれると、私たちも嬉しいですし、「変更して良かったな」と、思いますよね😊

確かに、1番大切なのは、よろこんで食べてくれることです!

 

次によく観察していただきたいのが、うんちです!

実はうんちの量でそのフードがその子に合っているかどうか判断することができます。

うんちがたくさん出ることって健康の証かな。と、私も思っていたのですが、実はそうではないのです。

うんちの量が多い=栄養がうまく吸収されていない

と、いうことなんです!

フードを変更してうんちの量が増える時は、そのフードはその子に合ってないかもしれません😭(ダイエット用など、高繊維の食事はうんちが増える場合があります。)

逆に、うんちの量やニオイが減った場合は、よく消化・吸収されており、その子に合ったフードということになります。

もしフードを変更する機会があれば食いつきだけでなく、うんちの量やニオイも観察してみてください💡

 

また、飼い主さんの悩みの1つでもある、食糞グセや涙やけもフードの変更で改善する場合があります!

食糞の原因の1つ

栄養素がよく消化・吸収されていないうんちが出てまだ美味しそうに感じてしまい、食べてしまう。

→消化・吸収の良いフードに変更することで改善する場合があります。

 

涙やけの原因の1つ

目の表面を保護するための油を出すマイボーム腺が詰まってしまい、油が出ず、代わりに目を保護するために涙がたくさん産生され、溢れ出てきた涙が毛と発酵して色をつけてしまう。

→動物性油脂を使わず、植物性油脂を使用したフードに変更することで改善する場合があります。

また、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸をバランスよく配合した食事では皮膚・被毛のトラブルが改善され、毛づやが良くなることも!

フード選びに悩んだ際はお気軽にご相談下さい💁‍♀️

その子に合わせていろんな視点でフードを選んであげましょう!

 

今週末の2月22日(土)と23日(日)は学会参加のため休診となります。

24日(月)は祝日のため午前診療となります。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

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