みなさんこんにちは。看護師の鈴木です。
蒸し暑い日が続いていますね…🥵
先日、帰宅して洗濯物を取り込もうと
ベランダにでたらなんと、カブトムシがいました!
飼おうか迷ったのですが、あのサイズの虫は
触れないでの近くの公園の木に返してあげました笑
夏のキャンプ場を思い出しました🌲
さて、今日は猫の薬の飲ませ方について
お話しします。
猫に薬を飲ませるのが難しい!という方も多く、
よく、薬が飲ませられないとご相談を受けます。
今日は実際に、院内猫のしらたまとあずきで
薬の飲ませ方を動画でご説明しようと思います😸
⚫︎薬の飲ませ方⚫︎
薬の飲ませ方には大きく分けて2つあります。
1つ目がご飯に混ぜて飲ませる方法。
2つ目が直接口に入れて飲ませる方法。
1つ目のご飯に混ぜて飲ませる方法は、
猫にも飼い主にも負担の少ない簡単な方法です。
しかし、この方法は味や匂いに敏感な子は
薬が入ったご飯は全く食べなかったり、
上手に薬だけ避けて食べてしまったりと
その子その子によって差が出ます。
また、体調が悪く食欲が全くない時や
絶食をしなければいけない時には
この方法は使えません。
2つ目の直接口に入れて飲ませる方法は、
ご飯に混ぜても食べない子や
体調が悪く食欲がない時や絶食をしなければ
いけない時にも使える方法です。
また、食前・食後などの調節も出来るため
薬の効果を最大限に得ることができます。
しかし、直接口に入れようとすると嫌がり
暴れて飲ませられない…
という子も多いかと思います。
⚫︎ご飯に混ぜて飲ませる方法⚫︎
薬の混ぜ方にもポイントがあります。
ドライフードに混ぜる時、
1回量のご飯に混ぜるのではなく
まず食べ始め一口目に少量のドライフードに
混ぜてあげてください。
食べている途中でご飯に混ぜた薬を
あげるよりも空腹時の一口目の方が
食いつきが良く、また少量だとそのまま勢いで
食べてくれることが多いからです。
また、上に乗せるだけではなくフードの中に
混ぜ込む様に入れましょう。
↓ダメな例↓
↓良い例↓
ウェットフードに混ぜる際も同じです。
少量のウェットフードに薬が見えない様に
混ぜ込むようにして入れてください。
ウェットフードの方が、匂いも強く見た目も完全に
覆われるため薬が分かりずらいです。
ドライフードに混ぜてダメだった時は
ウェットフードでも試してみると良いでしょう😸
↓ダメな例↓
↓良い例↓
⚫︎直接口に入れて飲ませる方法⚫︎
直接口に入れて飲ませる方法は4つのスッテプで
行います。
STEP1 薬をつまむ様にして持つ
STEP2 薬を持っている方の手の中指で口を開ける
STEP3 薬を喉の奥に落とす
STEP4 口を閉じ喉をさする
では、実際に動画で見てみましょう!
↑どちらかをタップ↓
⚫︎タオルで包む保定⚫︎
動画の様に大人しく飲ませてくれない!
という方も多いと思います。
特に猫は体が柔らかく、すぐにすり抜けて
しまうのに加え爪が鋭いので暴れてしまうと
なかなか大変です…😅
暴れてしまう場合には、バスタオルで
包んであげましょう。
バスタオルに包むことで手や足が出ず
暴れにくくなり保定をすることができます。
また、猫は本能的に狭い場所にある程度
固定されていた方が落ち着くという特徴を
持っているので本人にとっても優しいんです。
では、タオルの包み方を動画で見てみましょう!
↑どちらかをタップ↓
⚫︎最後に⚫︎
将来、病気になった時のことを考えると
ご飯や、チュールが無くても
直接口から薬を飲ませる方法は
出来るようになっていた方が良いと考えます。
子猫を飼い始めたという方は、小さいうちから
顔や口を触る練習や口をパカっとあける練習を
しておき、薬を飲ませる時の動作に
慣れさせてあげましょう。
また、何度も薬を飲ませようとして
失敗してしまうと猫自身も我慢できず暴れて
しまったり、薬がヨダレで溶け
より味がする様になってしまいます。
なので、少ない回数で飲ませることができると
良いです🙆♀️
それでもやっぱり難しい💦という方はご来院の際に
お声かけ頂ければ実際に薬の飲ませ方を
やってみたり、投薬をしやすくする
投薬補助器も置いておりご購入できますので
ご気軽にご相談ください😸✨