犬の嗜好性の話

こんにちは。看護師の廣畑です。

ここ最近蒸し暑い日が続いていますね☀️

熱中症には充分注意してください!

暑くなると人も動物も食欲が落ちることがありますが

今日はその食事に関する事で、わんちゃんの嗜好性の話を

したいと思います。

嗜好性は、その子が好んで食べるかどうかのことを言います。

人もそれぞれ好む食べ物が違うように、犬もそれぞれ変わってきます。

嗜好性は、匂い食感幼少期の経験などが影響しています。

⒈匂い

犬の嗜好性に一番影響があるのは、匂いです。

犬は人の何倍も嗅覚をもつので匂いの影響はとても大きいです。

嗅覚が優れた犬はチーズなど発酵食品のような

強い匂いがするものを好みます。

そのままドッグフードを与えて食べなくても

お湯にふやかしたら食べるのは匂いが強く感じられるからです。

⒉味

味には甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5種類があります。

その味は舌の味蕾というところで感じることができて、

味蕾が多い方が様々な味を感じることができます。

また、味蕾の数は動物の種類によって変わってきます。

人は約9000個の味蕾がありますが、犬は約1700個と少ないので、

人と比べると味を感じにくくなっています。

犬の舌には甘味に反応する味蕾を多く含むので、

果物などの甘味を好むことが多いです。

また、肉の味に関わりのある味蕾も多いため、肉の味を好みます。

肉の種類でも好みは分かれるのですが、

牛肉豚肉ラム肉鶏肉馬肉

の順で好むと言われています。

⒊食感

犬は柔らかくて弾力があり、みずみずしい食感のものを好みます。

乾燥したささみと茹でたささみがあれば、

茹でたささみの方を好む子の方が多いです。

また、フードの粒の大きさでも好みは分かれます。

個体差はありますが、粒が大きいものよりは

小さな粒の方を好む子が多いです。

⒋子犬の頃の影響

子犬の頃に色々な種類の食事を食べてきた子は成犬になってからも

色々な食事に興味を持ってなんでも食べるようになります。

ですが、特定の食事だけを食べてきた子は

成犬になってから嗜好性の偏りが出てきます。

その偏りを防ぐために、子犬の頃に色々なドッグフードを

与えることが大切です。

メーカーを変えてみたり、ドライフードだけではなく

ウェットフードも与えてみるといいと思います。

高齢や病気になった時のフードの切り替えや災害時のことを

考えると何でも食べれる方が安心なので

子犬のうちから、色々な食事に慣れておきましょう。

 

 

 

 

 

 

今の時期、なかなかご飯を食べてくれない子もいるかと思いますが、

匂いや味の種類、粒の大きさなどを見直してみるといいかもしれません!

 

PAGE TOP