世界にひとつのID「鼻紋」

みなさんこんにちは。看護師の鈴木です。

2月も終わり、だいぶ日が長くなってきました。

日向ぼっこしている犬猫に顔を埋めると暖かくて

お日様のいい匂いがします☺️☀️

今日は犬猫の鼻についてお話しします。

犬猫の嗅覚は人の数十倍も優れていることはみなさん

ご存知だと思います。

「鼻紋」

みなさん一度は、愛犬・愛猫の鼻を間近でご覧になった

こともあるかと思います。

鼻はよく見ると、ツルツルではなくシワがありますよね。

実はそれは人間の指紋と同じく、それぞれの個体によって

異なります。

これは「鼻紋」と呼ばれていて、この模様は生まれてから

一生変わらないそうです。

そのため、この「鼻紋」を利用して個体識別も可能なんです。

「鼻紋」を使った個体識別

「鼻紋」は犬猫だけでなく牛でも確認されています。

和牛の世界では、すでに「鼻紋」が活用されており仔牛が

生まれるとすぐにインクを使って紙に版画のように写し

とります。

写しとられた鼻紋は個体識別や血統管理に利用され、

血統書にはこの鼻のスタンプが押されているそうです。

AIで鼻紋認証

あるAI事業を手がける企業で、和牛にある鼻紋をAIが

採取・識別する技術が開発したと発表されています。

スマートフォンのカメラで牛の顔を写すと自動で鼻紋を

採取したりデータベースと照合して個体識別ができるそうです。

将来的には、犬猫も鼻紋を使って個体識別ができる日が

来るかもしれませんね。

そうなると、迷子のペットを見つけた時にカメラで鼻紋を

写すとすぐに個体識別が出来たり、

野良猫・野良犬の管理といった用途にも活用できそうです。

今できること

しかし、まだまだ現実的には鼻紋を使って犬猫の

個体管理・識別を行うのは難しいです。

そのため、現時点では鑑札の装着やマイクロチップの挿入

が1番の個体識別方法となります。

年々、各地で自然災害も増えており、ご家庭で災害に

備えて防災グッズを揃えた方も多いのではないでしょうか。

災害時、混乱の中飼い主とはぐれたりパニックになり

迷子になるペットは少なくありません。

実は鑑札の装着は法律で義務付けられており、

マイクロチップも令和4年6月1日から装着が義務化されます。

現在マイクロチップ入っていない子に関しては

マイクロチップの装着は努力義務となります。

鑑札とマイクロチップは、その登録番号から飼い主を探し

出すことができます。

いつどこで災害が起こるかわからない今

防災グッズの準備と共に、鑑札の装着・マイクロチップの

装着に関して見直してみると良いと思います☺️

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