ライフステージに合わせた食事

みなさんこんにちは。看護師の廣畑です。

最近、どんどん暖かくなってきましたね☀️

今月からフィラリアの予防が始まりましたが、

暖かくなってくると、ノミやダニも活発になってきます。

しっかりと予防していきましょう!

 

今日はフードのことについて話していきたいと思います。

お店にいくと色々なご飯が最近は売られているので

どれを選んだらいいのか、どんな種類のものがいいのか

悩まれる方が多いのではないのでしょうか?

販売されているフードは大きく分けると

次のように分類されています。

フードの分類

一般的に販売されているフードは、

ライフステージ別の分類、水分含量別の分類、

目的別の分類に分かれています。

【ライフステージ別の分類】

ライフステージ別では、幼犬・幼猫食(パピー・キトン用)、

成犬・成猫食、高齢期食などに分かれていて、

成長段階に合わせて選ぶ必要があります。

【目的別の分類】

◯総合栄養食

毎日の主要な食事として与えることを目的につくられた

ペットフードのことです。

犬や猫が必要とする栄養基準を満たしたもので、

そのフードと水を一緒に与えることで

健康を維持することができるように栄養が

調整されています。

この「総合栄養食」と表示のあるフードは

ペットフード公正取引協議会が定めた栄養基準を

満たしたもの、又は給与試験で確認されたものになります。

◯特別療法食

特定の疾病に対応する為に栄養バランスが考慮された食事です。

獣医師からのアドバイスや処方に従って与える必要があります。

◯間食

間食は、ジャーキーやガムなどのおやつのことです。

◯その他の目的食

総合栄養食、特別療法食、間食のどれにも

当てはまらないような食事になります。

特定の栄養素の調整、カロリー補給、嗜好の増進などを

目的とした食事です。

【水分含有量別の分類】

水分の少ないドライフードや、水分含有量が75%以上

といったウェットフードなどがあります。

今日はこの中でも【ライフステージ別の分類】

について話していきたいと思います。

ライフステージ別の分類

犬猫のライフステージは一般的には、大体生後50日〜約1歳が

成長期で、この時期に子犬・子猫は成犬・成猫と

同じ大きさくらいに成長します。

1〜7歳が維持期(成犬・成猫期)

7歳以上が高齢期になっています。

上の画像のように、ライフステージは小型犬や大型犬、猫

でも変わってきます。

【成長期の食事】

犬だと成長期には維持期に比べて体重1kg当たり

約2倍のカロリーが必要です。

全ての栄養素においても、維持期より多く必要になります。

猫は生後2ヵ月の子猫で成猫の2〜3倍、生後6ヵ月で

約1.3倍のエネルギー量を必要としています。

子犬子猫の時期には、消化機能が未発達なので、

一度に多量与えるのではなく、少量を何回かに分けて

与える必要があります。

また、この時期に色々な種類の食事を与えることで

偏食になりにくいと言われているので、

ドライフードだけではなくウェットフード、

味も1つの種類に絞らず与えてみると良いと思います。

そして、この成長期の時期に避妊去勢手術をすることが

多いと思いますが、避妊去勢後は太りやすくなる為、

成長期用の食事から維持期用の食事に変えたり、

避妊去勢後用の食事に変えるようにしましょう。

【維持期(成犬・成猫期)の食事】

維持期は小・中型犬では1〜8歳くらい、大型犬だと1歳〜5、6歳

猫は1〜7歳くらいになります。

成犬が1日に必要とするエネルギー量は、体格や飼育状況

運動量によっても変わってきます。

その子に合わせて、給与量を変える必要があります。

【高齢期の食事】

小型犬だと8歳、中型犬で7歳、大型犬だと5〜6歳、

猫は7歳くらいから徐々に老化が始まります。

内臓の機能、消化の機能、基礎代謝も低下してくるので

1日に必要なエネルギー量も、維持期に比較して20%程低下します。

なので、お家の子の年齢や必要に応じて、

フードの切り替えを行いましょう。

フードの切り替え時の注意点

フードを新しいものに変える時には、急に変えるのではなく

5日〜1週間くらいかけて、新しいフードに切り替えましょう。

急に変えてしまうと、下痢など体調を崩してしまうことがあるので

注意しましょう。

最後に

今日はライフステージ別の食事について話しましたが、

持病などがある場合には、獣医師に相談をして、その子にあった

食事を与える必要があります。

お家の子のフードのことで、気になることがありましたら

お気軽にご相談ください。

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