食前・食後・食間について

みなさんこんにちは。看護師の鈴木です。

雨が多い季節になりました☔️

この時期によく見かける、カタツムリ🐌

カタツムリは生まれた時から殻を持っていて、

殻の中には内臓が入っており体の一部となっているので

サザエのように引っ張ってもでてくる事はないんです!

雨に濡れたコンクリートから溶け出すカルシウム分を

食べて、殻を作るための材料を摂取しているそうです。

確かによくブロック塀などで見かけますよね笑

今日は薬の飲ませるタイミング「食前・食間・食後」

についてお話しします。

食前・食間・食後にはそれぞれ意味があり、

食事によって変化する胃の状態に合わせて

服用時間が決められています。

正しい飲み方をしないと効果がでなかったり副作用が

現れることもある為服用時間を知っておくことは大切です。

食前とは

食前とは、食事の20~30分前のことです。

食べ物や胃酸の影響を受けたくない薬や、糖尿病の際に

食事で高くなる血糖値を下げるための薬などは食前に

投与する事が多いです。

食間とは

食間とは食事と食事の間という意味で、食事を終えてから

約2時間後が目安です。

よく、食事中と思われている方が多い服用方法です。

空腹の状態で飲むと吸収が良い薬や、胃の粘膜を保護する

ための薬などは食間に飲みます。

食後とは

食後とは、食事が終わって20~30分後までのことです。

食後は胃に食べ物があるので胃への刺激が少なくなります。

薬の中で最も多い服用方法です。

主に食べ物と一緒の方が吸収が良くなる薬や空腹時に

飲むと胃を荒らしてしまう薬などは食後に飲みます。

頓服について

薬の服用方法で「頓服(とんぷく)」というものがあります。

頓服とは決まった時間はなく、発作時や症状のひどい時

などに飲むことです。

薬によって1日何回まで飲んでいいか、次の服用までに

どの程度間隔をあければいいかが異なります。

診察・処方の際に確認をしてください。

食事の時間が不規則な時はどうしたらいいの?

一部の薬を除き、一般的に多くの薬は食前に飲んでも

食後に飲んでも効果は変わりません。

食事が不規則な場合は、等間隔の時間を決めて飲ませると

良いです。

ただし糖尿病などで、食事をしない場合には投与しない

薬もあったり食間でないと十分に効果の出ない薬もあります。

診察・処方の際に確認をしてください。

最後に

薬を飲んでくれない、薬を飲ませられないという

飼い主様からのご相談はとても多いです。

何か病気になった時、薬を飲めるか飲まないかは

大きく治療や予後に影響します。

薬を飲ませるコツを掴めば、飲ませられるようなった!

という事もよくあります。

診察の際に実際に薬の飲ませ方をお見せする事も

出来るのでまずはご気軽にご相談ください☺️

 

 

 

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