みなさんこんにちは。看護師の鈴木です。
春になり過ごしやすい気温となりましたね。
マスクの着用も緩和され、より一層、外に出かける機会も
増えました🌸
今日はお出かけの際に着用する首輪・ハーネスについて
お話しします。
首輪とハーネスどちらがいいの?
首輪とハーネスどちらがいいんですか?という質問は、
来院された飼い主様からよく聞かれます。
当院では犬への体の負担を考え、ハーネスを
おすすめしています。
しかし、首輪・ハーネスにはそれぞれ特徴があるため
用途によって使い分けると良いでしょう。
首輪
犬のイラストやキャラクターなどの多くは首輪を付けて
いたりと、犬=首輪というイメージは昔から多くの方に
根付いています。
散歩目的だけでなく、日常的に付けているという方も
多いかと思います。
【首輪のメリット】
日常的に首輪を付けている場合、散歩に行くまでの準備が
スムーズに行えます。
また、首輪の1番のメリットは「しつけ」です。
首輪は少しの力で犬へ刺激を与えることが出来るため、
犬の行動を制御しやすくなります。
【首輪のデメリット】
首輪はその子にあった緩さで装着されていなかったり、
強い力で後退りする様に犬が動くと首から抜けて脱走する
リスクが高いです。
また、首輪の1番のデメリットは、少しの力で犬へ刺激を
与える事ができるため喉への負担が大きく首輪の刺激の
せいで呼吸器疾患を起こしてしまう事があります。
すでに呼吸器疾患がある子も、さらに悪化させてしまう
事があります。
ハーネス
ハーネスは様々なタイプのものがあります。
【ハーネスの種類とメリット】
◆8の字型
2つの輪が連なって8の字に見えるハーネスです。
片方を首に、もう片方を胴体に巻いて使用するため
足を持ち上げて通すという動作がいらず、
比較的大型犬でも気軽に使用できます。
◆H型
2つの大きな輪っかに2本のベルトが付いているものです。
8の字型とは違い、足を通す必要がありますがしっかりと
体をホールドさせる事ができます。
◆ベスト型
生地の面積が大きく、柔らかい素材でできているため
ハーネスの中でも1番犬への負担が少ないタイプです。
そのため、体が弱ってきたシニアの子にも安心して
使う事ができます。
また、ハーネスの中で最もファッション性が高く
オシャレも楽しむこともできます。
【ハーネスのデメリット】
首輪は少しの力で犬へ刺激を与える事ができた一方、
ハーネスは犬が10の力で引っ張った時
飼い主も10の力で引っ張り返さないと制御できません。
そのため、飼い主の指示が伝わりにくく、
トレーニングには不向きです。
気管にやさしいハーネス
ハーネス自体、首輪に比べて気管への負担は
大幅に少なくなりますが
より気管への負担が少ないハーネスがあります。
それが、こちらのアニサポハーレストです。
この会社は犬用のコルセットやサポーターなども
取り扱っており、気管を避けた首元のデザインで
気管を圧迫しにくい構造で作られています。
アニサポハーレストは獣医師の指示のもと治療の一環
として購入した場合、一部のペット保険会社では
保険適用で購入する事ができます。
『アニフル アニサポハーレスト』
首輪やハーネスは毎日使う物なので、用途やその子の
体に合わせて1番良いものをぜひ選んであげてください。
アニサポハーレストはサイズが限られていますが当院でも
取り扱いがございます。
実際に見てみたい、もしくは購入したいという方は
お気軽にお声かけください。