Medical Guide
乳腺腫瘍
腫瘍科
疾患概要
乳腺腫瘍は犬・猫ともに発生する頻度の高い腫瘍です。 未避妊の高齢雌に多く見られ、ホルモンの影響が発生に関係していると考えられています。 犬では約半数が悪性、猫では約85〜90%が悪性(乳腺がん)と報告されており、特に猫では悪性度が高く早期発見・早期治療が極めて重要です。
主な症状
- 乳腺周囲のしこり・腫れ
- 腫瘤の急速な増大
- 皮膚の発赤・潰瘍化
- 食欲不振・体重減少
- 転移による呼吸困難(進行例)
診断方法
- 視診・触診
- 細胞診検査
- 病理組織検査(確定診断)
- X線・超音波検査(転移の評価)
- 血液検査
治療法
外科的切除が第一選択です。腫瘍の大きさ・悪性度・転移の有無によって、腫瘤切除から乳腺全摘まで範囲を検討します。 悪性度が高い場合や転移が見られる場合は化学療法を併用します。 猫では悪性率が非常に高いため、しこりに気づいたら早急に受診することが大切です。
お腹・胸周りのしこりは「様子を見よう」と放置しがちです。小さいうちに細胞診検査を受けることで、早期治療につながります。
