猫の爪痕やフィラリア予防

みなさん、こんにちは。院長の諏訪です。
桜の季節はあっという間に過ぎていき、
写真に残さないと!と思った時には、
すぐに散っていきました。
気づけば4月も終わり、今年の1/3が過ぎました。
日々の忙しさに自分を見失わないようにしたいです。

春は風が強いですね。
強すぎる日が多かったです。
結果、
割れました。
急いでハンズマンに行って大きく重厚な鉢を買ってきました。
もう倒れない・・はずです。

話は代わりますが、猫を飼っているご家庭で、
壁に猫の爪痕が・・なんてことはないでしょうか?
先日、ちょっと臆病な猫ちゃんが、診察室で大暴れしました。
幸いケガなく落ち着いてくれました。
診察後、診察室内を見渡すといたるところに
爪の傷跡たちが。
これはもう猫を飼っているご家庭なら
あるあるなことではないでしょうか?
こういった道具を使って修復してみます。
結果は・・!?
の前に、4-5月から始まるフィラリア予防について
本日は簡単に説明したいと思います。

フィラリア症とは

フィラリアは、蚊によって媒介される寄生虫で、
犬や猫に感染すると
重篤な病気を引き起こす可能性があります。

1.フィラリア予防の基礎知識

フィラリアとは、
心臓や肺動脈などに寄生する線虫の総称です。
犬に感染する種類としては、犬糸状虫が代表的です。
フィラリアに感染する犬の傾向は、
生活環境や地域によって異なります。
蚊の多い季節や地域では、
誰でも感染する可能性があると考えられます。

2.フィラリア症の検査の方法

フィラリア検査には、血液検査や抗原検査があります。
血液検査では、フィラリアの幼虫が
血液中にいるかどうかを調べます。
抗原検査では、フィラリアの成虫が
体内にいるかどうかの抗原を調べます。
フィラリア症に感染していることを知らずに、
予防薬を服用すると
ショックなどの重篤な症状が出ることがあるため、
年度の始めに一度は検査を受けることが望ましいです。

3.フィラリア予防の方法

現在、フィラリア予防には、
投薬による予防法と注射による予防法があります。
投薬による予防法には、
多くの薬は1ヶ月に1度の投薬が必要です。
福岡であれば5月から12月までの8ヶ月間となります。
注射による予防法は、1年に1回、
動物病院で注射をうつことで予防する方法です。

4.フィラリア予防の効果と注意点

フィラリア症の予防は非常に重要です。
予防薬の使用により、フィラリア症の発生率は大幅に低下し、
大切な家族の健康を守ることができます。
また、予防薬の投与により、フィラリア症に感染した場合の
治療費用や痛み、苦しみなどを避けることもできます。

予防薬の副作用は稀であり、一般的には安全に使用できます。
ただし、適切な投与方法や投与量を守ることが重要です。

フィラリア予防薬は予防薬といっても、
実は駆虫薬です。
フィラリア薬を服用する前までに寄生した
フィラリア虫体をやっつける薬です。

例えば9月まで服用していたものの、
10月以降フィラリア予防を忘れてしまった場合、
9月まで服用していたから結構大丈夫。。
みたいなことはありません。
10月以降に寄生したフィラリア虫体を駆虫できないからです。
最後まで忘れずに行いましょう。

5.猫のフィラリア症について

犬と同様に、猫も蚊を介して感染します。
猫は犬と違い、成虫が心臓に定着しやすいため、
一度感染すると治療が困難になることがあります。
そのため、フィラリア症の予防が大切です。
猫のフィラリア症の症状は、咳、呼吸困難、
体重減少、元気がない、食欲不振、動きが鈍くなる、
などです。

猫のフィラリア予防は、
犬と同じように定期的な予防が必要です。
スポット剤による予防が一般的です。
また、屋内で飼育していても、
蚊が入ってくることもありますので、
予防は必要であると考えられています。

猫と暮らしている飼い主様は、
犬だけでなく猫のフィラリア症にも注意して、
健康管理を徹底することが大切です。

6.まとめ

フィラリア症は、予防が非常に重要な病気です。
フィラリア予防薬を正しく使用し、
フィラリア検査を定期的に受けることで、
犬や猫をこの病気から守ることができます。
フィラリア症の予防は、大切なペットの健康と
幸せにつながる大切な取り組みなのです。

以上となります。
少し、理解が深まったでしょうか?
大切な予防ですので、忘れずに始めましょう!
ご不明な点はお気軽にご相談ください。

冒頭の方でお話しした猫の爪痕の修復の続き。

↑こういった爪の傷は比較的綺麗になりやすいみたいで、
↓こんな感じになりました!

↓こういった傷も意外と・・
↓こんな感じになりました!
ポイントは、くるくるってめくれた壁紙を
ポロポロと捨てずにそのままにしておくことみたいです。
それをしっかり広げて糊付けすれば
ある程度分からなくなるようです。

でも、どんなに頑張っても、当院の猫たちがやった傷跡は・・
これはもはや張り替えが必要ですね。。
それでも憎めない。。笑
みなさまも、いざというときはお試しください!

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