チョコレートの危険性

 

皆さん、こんにちは!看護師の岡田です😊

今週末はバレンタインデーですね!

ウィキペディアによると、バレンタインデーはキリスト教圏の祝いで主に欧米で、
毎年2月14日に行われるカップルの愛の誓いの日だそうです。

キリスト教圏では一般に家族や恋人など大切な人に贈り物をすることが習わしとなっており、
日本では製菓会社の企画で、女性が男性にチョコレートを贈る日というのが定着しました。

皆さんは、誰に何を贈りますか?

私は自分のご褒美にちょっといいチョコレートを買う予定です😆

 

街でもチョコレートを多く見かけるこの時期、
ご自宅にもチョコレートがあるという方も多いのではないでしょうか?

チョコレートは私たち人間にとってはおいしいお菓子でも
「犬や猫には与えてはいけないもの」として有名ですよね。

 

なぜ、チョコレートを与えてはいけないのか?

 

結論から言うと、「中毒症状を起こす危険性があるから」です。

チョコレート中毒を起こす原因は『テオブロミン』という、
チョコレートの主成分であるカカオに含まれる物質です。

 

なぜ、テオブロミンがよくないのか?

 

カフェイン同様、神経を興奮させる作用があるからです。

人間であれば体も大きく、早くテオブロミンが分解されてしまうので
「神経興奮作用」というだけで済みますが、犬猫はこのテオブロミンの分解が非常に遅く、
中毒症状を起こしてしまう危険性があります。

 

中毒症状ってどんな症状?

 

中毒症状といっても嘔吐や下痢などの消化器症状や、脈拍数が多くなる、落ち着きがなくなる、
ふらつく、発熱する、脳内血管の収縮、筋肉の痙攣など、さまざまです。

また、大量のテオブロミンを摂取した最悪の場合、
てんかん様発作や、心臓発作、呼吸停止から死に至る可能性さえもあります。

 

テオブロミンをどれくらい摂取してしまったら危険?

 

テオブロミンの致死量は100〜200mg/kgと幅広く、20mg/kgで症状が出始めると言われています。

テオブロミンの量はそのチョコレートに含まれるカカオの割合で決まります。
カカオの割合が多いほど、テオブロミンの量も多く含まれます。

しかし、チョコレートのパッケージを見ても、テオブロミンの量は記載されていません。

 

チョコレートをどれくらい食べると危険?

 

先ほどもお伝えしたように、テオブロミンの量はパッケージに記載されていません。
資料によると、一般的なミルクチョコレートの製品1枚で180mgほど、
ダークチョコレート1枚で(カカオの割合による差は大きいが)700mgか
それ以上のテオブロミンが含まれているそうです。

これを先ほどの致死量、症状が出始める量(犬の場合)で当てはめてみると、

ミルクチョコレートの場合(致死量100mg/kgの場合)

ダークチョコレートの場合(致死量100mg/kgの場合)1枚700mgの製品とすると

この表はあくまで目安ですので、

「この量食べてしまったから、絶対助からない。」

「この量だから症状は出ないだろう。」

と、自己判断せず、チョコレートを食べてしまった場合には
すぐに(遅くとも2時間以内)動物病院を受診してください。
その際に、食べてしまった量の確認とチョコレートの成分表などが載っているパッケージ等を持参してください。

また、長時間家を空ける場合は、チョコレートの保管場所には十分注意してください。

 

余談ではありますが、チョコレートは隠し味としてカレーに入れるとまろやかになる。
とよく言いますよね。実はカレー以外にも隠し味として足すと美味しい料理があるそうです。

特に煮込み料理の砂糖の代わりとして入れるとコクが出るそうです!
ちょっと試してみたくなりました✨

皆さんも意外な組み合わせで美味しいものがあれば、ぜひ教えてください☺️

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