みなさんこんにちは。看護師の髙岡です。
先月からとても暑い日が続いていますね。
本日は、熱中症についてお話しします。
この暑い季節、特に多い症状が「熱中症」です。
わんちゃんねこちゃんも熱中症になるんです!
熱中症の主な症状は大きく初期症状と
重篤化した場合に分かれます。
【初期症状】
・パンティングしている(激しく呼吸している様子)
・よだれが大量に出ている
・歯肉や舌、結膜などが充血、うっ血している
・頻脈を起こしている(心拍数が増加している状態)
【重篤化した場合】
・虚脱症状になる(ぐったりとしていて意識がない様子)
・下痢、嘔吐、ふるえを起こす
・意識が消失する
・けいれん発作が起こる
・ARDSになる(肺が炎症を起こし呼吸困難になる病気)
【応急処置】
(すぐにやること)
❶常温の水をかける
❷水で濡らしたタオルなどで包む
❸涼しい場所で風を送る
(冷やす場所)
【予防と対策】
(屋内)
・風通しを良くしておく
・わんちゃんねこちゃんが自由に居場所を
選択できるようにしておくことが重要
・暑い時期の室内温度は26℃以下にする
・直射日光が当たらないようにする
(屋外)
・こまめな給水を心がける
・時には体表に水道水をかけ流す
・風を送り気化熱を利用して、簡易的な
体幹冷却法を取り入れる
(車内)
・外気温が25℃を超えるような環境下では
閉め切った車の中に残すことは避けましょう
・活動的なわんちゃんや興奮しやすいわんちゃんの場合は
さらに低い気温でも熱中症のリスクがあります
(散歩)
【散歩の時にも熱中症対策】
☑︎常温の水
☑︎タオル
☑︎うちわ
☑︎冷却グッズ
散歩の時にこれらを持ち歩いていると
応急処置の時に役立つのでおすすめです!
【最後に】
熱中症は命に関わります。
「うちの子は今までなった事ないから大丈夫!」
ではなく、熱中症の予防と対策をして
この暑い夏を乗り越えましょう!
動物は話すことができません。
ですので少しでも異変を感じたら
すぐに動物病院に行きましょう!