10~12月限定!秋の健康診断

みなさん、こんにちは。看護師の鈴木です。

日中はまだまだ暖かいですが、

朝晩が冷え込むようになりました。

季節の変わり目は、人と同じように

犬・猫も何かと体調を崩しがちです。

体も小さく、言葉の話せない動物ではいかに早く

体調の変化に気づくかが大切になってきます。

外も涼しくなってきて、外出する機会も

増えてきたこの時期に

動物病院で健康診断を受けませんか?☺️

健康診断の重要性

ある検査会社の調査によると、健康診断を

受診した子で約70%もの犬・猫で参考基準範囲外の

項目が1つでもみつかったという報告があります。

「今特に何も症状がないから」

「うちの子は元気だし」健康診断は必要ない

と思われる方もいるかと思います。

しかし、健康な時にこそ検査を受けて

いただきたいです。

健康な時の数値を知っておくと、

体調が悪くなり検査をした時にどのくらい数値が

増減したのか、どのくらいのペースで

悪くなっていったのかが分かる様になります。

健康診断を受けて、その子の状態を知っておくこと

は病気の早期発見・早期治療

だけでなく、病気になった際、原因や経過を

探るときに照らし合わせることが出来ます。

 

健康診断の頻度

健康診断の回数は、目安として

1歳未満→必要に応じて

1〜7歳→1〜2回/年

7歳以上→2回/年(必要に応じて追加で各検査)

健康診断の項目

当院で行う健康診断の項目は大きく分けて4つ

・血液検査

・尿検査

・レントゲン検査

・エコー検査

があります。

どの項目を見るかはその子の年齢や既往歴などで

選び、目安として7歳以上の子は、血液検査だけで

なく画像検査(レントゲン・エコー検査)も

してあげると、より良いと思います。

当院の秋の健康診断は4つのコースで行います。

猫こそ健康診断を!

猫の受診数は犬に比べて、はるかに少ないことを

ご存知ですか?

「動物病院は怖がるから…」

「猫にとってストレスだから…」と動物病院を

敬遠する飼い主様は多いです。

猫はとても繊細な動物です、

そのお気持ち痛いほど良くわかります…

しかし、猫は泌尿器系の病気にとてもなりやすく

約1/3の子が慢性腎疾患になると言われています。

そのうえ、猫は犬以上に体調が悪いのを隠します。

猫の3大疾患である腎臓病・糖尿病・尿路結石は

尿検査や血液検査で発見することが出来ます。

病院に連れてくるときのアドバイスとして

猫は、習性的に暗くて狭い場所が落ち着きます。

そのため洗濯ネットに入れてあげると、猫にとって

ちょうど良い狭さで落ち着ける空間となり、

洗濯ネットに入れてケージに入れてあげる事で、

来院時のストレスを減らすことが出来ます。

プラスで、ケージにタオルや毛布等をかけて

あげるとさらに良いでしょう。

最後に

一般社団法人日本ペットフード協会が発表した

「令和2年 全国犬猫飼育実績調査」によると

犬の平均寿命は14.48歳、猫の平均寿命は

15.45歳でした。

犬猫も人と同じように、年齢を重ねるにつれて

体の各臓器の余力も無くなってきます。

寿命が伸びてきた分、病気になる犬猫も

増えてくるという事です。

健康診断は病気の早期発見・早期治療だけでなく、

病気になった際には進行度合いを判断して

治療方針を決めていくこともできます。

「健康診断はしたほうが良いとは思っているけど…」

と心に引っかかったまま受診できていない方も

この機会に健康診断を受けてみませんか?☺️

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